子供の咳を止める方法~夜中の咳への対処法
咳というものは本当につらいものです。
自分はもちろん、子供が咳き込んでいる姿は、はたから見ていて本当に可哀想に思われます。
そして不思議なことに、咳は夜中になるとひどくなる傾向があります。
どうして夜中になると咳はひどくなるのでしょうか。
夜中になると咳がひどくなる理由
子供だけに限らず、夜になり体や神経がリラックスしてくると、自律神経の一つの副交感神経が活発になり、その時、日中生活している時よりも気道や気管が狭くなると言われております。
おまけに風邪をひいている時に仰向けに寝ると、鼻水が喉へ流れ込み炎症を起こします。
また鼻がつまっている場合ですと、睡眠時に口呼吸している状態になり、喉が乾燥してきます。
これがまた、夜中の辛い咳を引き起こしたり、ゲホゲホ咳き込む原因の一つとなります。
夜中に子供の咳がひどくなった時の対処法
温かい飲み物を飲ませましょう。
咳をすると喉が乾燥します。
そして、喉が乾燥することによって、益々咳が悪化していきます。
そんな時には、水分を積極的に子供に摂らせることが大切です。
冷たい飲み物だと、かえって気管を収縮させてしまう恐れがあります
温かい飲み物を飲むことによって、蒸気で喉が暖められる上、体の内側からも暖まっていくというダブル効果があります。
咳を止める効果がある飲み物として生姜湯等があげられますが、子供にお勧めなのは、ハチミツレモン湯ですね。
免疫力を高め疲労回復効果のあるビタミンCを含むレモンと、強い殺菌作用と共に咳を鎮める効果があるハチミツとの組み合わせの他、飲みやすくて美味しいとくれば、最強の飲み物ですね。
ただ、ハチミツを1歳以下の乳幼児に与えると乳児ボツリヌス症を引き起こす危険があるので、要注意です。
マスクを着用させましょう
風邪をひいて鼻詰まり等の症状を起こしている時は、睡眠時に口を開けて寝る、口呼吸をしながら寝ることが多くなります。
そうすると必然的に喉が乾燥して炎症を起こしやすくなり、咳が悪化することへと繋がっていきます。
そんな時子供にマスクを着用させることによって、湿った息で口の周りが常に加湿され、喉や気管の乾燥を防いでくれることができます。
また睡眠時、子供にマスクを着用させる時は、仰向けではなく横向きの姿勢で寝かせることをお勧めいたします。
また、寝かせる時の姿勢として、枕をいつもより高くして寝せると胸の苦しさを軽減させることができるので、これもまたお勧めです。
その他の対処方法
生の玉ねぎを半分に切ったものを切り口の断面を上にして枕元に置くと、咳が止まりよく眠れると言われております。
これは、ねぎ等に含まれる硫化アリルと呼ばれる物質が、咳を静め安眠へと導く効果を持っているからだと言われております。
個人差はあると言われてはおりますが、匂いが気になる以外は非常に簡単なので、子供にはお勧めです。
また、柔らかいタオルを首に巻き暖めてあげることも咳を鎮める効果があると言われております。
喉周りを暖めることによって体全体が暖まるということと、首の後ろにある咳を止める作用のあるツボが暖められることによって刺激されることから、咳が止まるといわれております。
これもとても簡単ですので、ぜひお試しくださいね。
子供の急な夜中の咳に対処する方法を幾つか紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?
子供が咳で苦しがる姿を見るのは、とても可哀想なものです。
そんな時、薬以外の対処方法の一つとして、これらの方法をぜひ試されてみては如何でしょうか。