咳を止める方法~インフルエンザの人はここに注意!
今期もインフルエンザが流行しております。
インフルエンザと言えば、高い熱に全身の倦怠感や関節痛が特徴ですが、しつこい咳が伴うことも。
咳と聞いてどうしても敏感になってしまうのは、喘息の持病を持つ人達ですよね。
もしインフルエンザにかかってしまった場合、ひどくならないうちに咳を止める方法はあるのでしょうか。
実は怖いインフルエンザの咳と合併症
インフルエンザに感染すると、その激しい全身の症状にどうしても体力を奪われてしまいます。
その上咳が長引けば、それに輪をかけ体力が奪われていきます。
仮に中々咳が止まらない場合、別の合併症を併発している可能性を疑いましょう。
ウィルス性の気管支炎
肺炎
咳喘息
の可能性があります。
その中でも肺炎の場合、重症化すると死に至ることも…。
高熱が続いたり、呼吸するのが困難になる程ひどい咳が続く場合は、早急に病院へ行きましょう。
また、夜中を中心に2週間以上も咳が止まらず、時には嘔吐する位ひどい咳が続く場合、咳喘息の可能性があります。
咳喘息は普通の喘息とは違い、喘鳴や痰、ひどい呼吸困難に陥る発作を起こすことはありません。
しかしこれが契機となって、後に喘息を発症する危険性があるのです。
熱はないけれどひどい咳が長引いている場合も、早目に病院を受診することをお薦めいたします。
喘息の持病を持つ場合
喘息の持病を持つ方は特に注意が必要です。
インフルエンザによって、呼吸困難等の大発作が引き起こされる可能性があるからです。
喘息で重篤な発作を起こした場合、死に至る恐れがあることを忘れてはいけません。
予防としてインフルエンザワクチンの摂種を強くお薦めいたします。
インフルエンザの咳を止める方法
インフルエンザは元々ウィルスによる疾患である為、咳止めの薬が効かない場合があります。
だから症状を和らげる為には、病院で処方される抗インフルエンザ薬が最も有効と言えるでしょう。
でも咳は苦しく、中々治りにくいものです。
そんな時に役に立つ、咳を止める方法を紹介しましょう。
ハチミツを摂る
『喉が痛い時にはハチミツ』と言われるように、昔からハチミツは喉や咳に効く食品として重宝されてきました。
ハーブティーや紅茶に、ハチミツを入れて飲みましょう。
白湯にハチミツを溶かし、うがいをすると喉についた菌が殺菌されます。
1歳未満の乳幼児には、乳児ボツリヌス症を引き起こす危険があるのでハチミツを与えてはいけません。
寝る時にマスクをし横向きになる
冷たく乾燥した空気から喉を守り、気管支周りの湿度と温度をほぼ一定に保つ為には、マスクが有効です。
また、仰向けではなく横になって寝るのがお薦めです。
その姿勢にすると気管支が広がるので、いくらか楽になります。
温かい飲み物を摂る
インフルエンザは高熱が出るので、すっきりとした冷たい飲み物が欲しくなりがちです。
しかし、これはあまり良くありません。
何故なら冷たい飲み物は気管を刺激し、咳を誘発させる恐れがあるからです。
できるだけ温かい飲み物を飲み、芯から体を温めていきましょう。
インフルエンザは、喘息等の持病を持つ方にとっては本当に怖い病気です。
それでも罹ってしまった場合、薬を服用すると同時に、このおばあちゃんの知恵袋の様な、咳を止める方法を是非試してみてください。
きっと軽減されることでしょう。