熱を下げる方法~食べ物編
風邪で熱が上がると、大抵の場合は食欲がなくなります。
無理して食べると、逆に吐いたりすることもありますよね。
かと言って何も食べ物を口にしないでいると体力は失われ、完治するのが遅くなってしまいます。
そんな時、少しでも食べることで、熱が下がり食欲を取り戻すことが出来る食べ物があればいいですよね
今回は熱を下げる方法の一つとして効果的な食べ物をご紹介します。
熱を下げる食べ物
熱を下げる成分を持つ食べ物はいくつもあります。
全て日常の食事で摂っているものばかりですので、抵抗なく食べられるでしょう。
では、一つずつご紹介していきます。
ネギ
ネギの辛味・臭い成分である「硫化アリル」には、発汗作用があります。
またネギの白い部分は、熱を放出し体を温める作用があります。
ネギは普段から薬味として使うことの多い食材ですが、風邪をひいて熱を上げたりした時には、いつもより多目に食べましょう。
同じく薬味として使用することの多い生姜と共に食べると、効果は倍増しますので更にお薦めです。
生姜
生姜には体を温め発汗を促す作用があります。
また、胃腸の働きを助け、活発にさせる作用も含まれております。
食べれるようになれば、病気の回復も早くなります。
熱を下げたい時は、積極的に摂りたい食ベ物と言えるでしょう。
生姜のハチミツ漬けを作って、白湯や紅茶に浮かべながら食べると美味しくいただけます。
また、固形物を食べる食欲がない時でも摂りやすいのもポイント。
スープやみそ汁等に生姜をプラスして食べると、体が温まるのでお薦めです。
卵
良質なタンパク質やビタミンが豊富で、栄養価満点の卵は、風邪を引いた時の強い味方。
白身の部分にはリゾチームという成分が含まれていて、消炎・去痰に効果を発します。
風邪をひいたかなと思ったら、日本酒に卵を入れて温めた『卵酒』を飲むといいでしょう。
体がポカポカ温まってくるのを実感できます。
解熱鎮痛剤を服用した方はお酒を飲むことはできません。
完全に風邪をひいた時には、栄養価が高く消化の良い食事をとることが大切です。
消化の良いおかゆやうどんに、卵やネギを加えて食べると、体も芯から温まっていくのでお薦めです。
梅
咳止めや熱を下げる方法の一つに、梅干しを焼いて食べるという方法があります。
アルカリ性食品である梅干しは、ミネラルとビタミンを豊富に含んでおり、クエン酸も多く含まれております。
クエン酸は体内のエネルギー代謝を高め、体を温めてくれる効果があります。
梅干しを焼くことで、その効果は倍増します。
そして食べることで発汗を促され、熱を下げ、正常値へ戻してくれます。
焼梅干しは、フライパンや焼き網でコロコロと転がしながら焼くだけの簡単料理です。
オーブントースターで焼く場合は、梅干しをアルミホイルで包み焼きましょう。
おかゆに添えたり、お茶の中に入れて潰しながら食べると良いです。
甘味があった方が食べやすい方は、蜂蜜で甘みをつけてもいいですね。
食べ物で熱を下げる方法を紹介してきましたが、皆さんいかがでしたか?
熱が上がるとどうしても食欲が失せ食べれないことが多いのですが、食べないといつまでたっても風邪は治りません。
ここで紹介した食材は、普段から冷蔵庫にあるようなものばかりです。
しっかり食べて、しっかり休み、早く元気な体を取り戻してくださいね。