咳を止める食べ物~ネギ・れんこんの効果と摂り方
薬以外で咳を止めるには様々な方法があり、ある特定の食ベ物や飲み物を摂ることで咳を止める方法もあります。
咳に効く食べ物の代表格としては、ネギやれんこんが有名です。
ではこれらの食べ物のどんなところが咳に効くのか。
また効果的な摂取方法についても解説していきます。
長ネギ玉ねぎどっちもOK!
昔から風邪をひいたらネギと言われていうように、ネギ類は風邪に対しての薬効効果の高い食品です。
長ネギの効能と摂り方
長ネギの匂いの元である「アリシン」という成分には強い殺菌効果があり、喉や口内に侵入した菌の繁殖を抑えることができます。
またネギの白い部分には、血流・代謝を良くして体を温める効果がある成分が含まれ、ネギの緑の部分を切ると出てくるヌルヌルしたものには、菌の増加や侵入を防ぐ成分が含まれております。
咳が出る原因となる喉や気管支の炎症を防いでくれる訳ですね。
風邪を引いたかなと思ったら、積極的に長ネギを摂りましょう。
長ネギは生に近い状態で摂ることで、その薬効効果を得ることが出来ます。
あまり加熱し過ぎず、薬味に使う時は直前に切りましょう。
玉ねぎの効能と摂り方
玉ねぎを切ると涙が出ますよね。
これを「硫化アリル」と言います。
硫化アリルには、血行を良くする成分は元より、殺菌効果、自律神経等の神経を静める成分も含まれております。
またこの硫化アリルには強力な鎮咳効果があります。
それを最も簡単に実感するには、半分にカットした皮をむいた玉ねぎを切り口を上にして枕元に置いて寝ることです。
人によってはもっとスライスしたり、みじん切りして枕元に置く方もおられます。
この方法はヨーロッパでは古くから民間療法として伝わっていて、咳を止めると同時に安眠効果もあると評判です。
れんこんの効能
れんこんが咳を止めると言われている訳は、れんこんに含まれている「タンニン」の健康効果が挙げられます。
タンニンには血管を収縮させる作用(鼻血等を止める)があることは知られていましたが、近年花粉症等のアレルギー症状に効くことがわかってきました。
またれんこんには、アレルギー物質「ヒスタミン」を抑制すると同時に、気管の粘膜を強くし痰のキレを良くしてくれる成分も含まれています。
れんこんの摂り方
れんこんを使った咳止めのレシピで一番簡単でお薦めなのが、れんこんのしぼり汁を水やジュースで割って飲むことです。
まずはれんこんを良く洗い、皮の付いたままの状態ですり下ろします。
何故なら、れんこんの薬効成分は皮と節の部分に多く含まれているからです。
より効果を得る為に、節の部分のみをすり下ろしても良いでしょう。
こうしてすりおろした汁をガーゼかキッチンペーパーで濾し、水や白湯で割って飲みます。
飲みにくい場合は、ハチミツを入れて飲んでもいいし、ジュースで割るのも一つの方法です。
ネギもれんこんも普段何気なく口にしている食べ物ですが、このような薬効効果が得られるとは、正に目から鱗ですね。
症状が重くなってからではなく、風邪の引き始めに積極的に摂ることをお薦めいたします。
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