歌が上手くなる方法 ボカロ編
今や若者の音楽シーンにおいてなくてはならないボーカロイド。
クリプトン製の初音ミクは勿論、YAMAHAのGUMIや、 1st PLACEのIAなど、もはやキャラクターの概念に囚われないアーティストとして音楽シーンを彩っています。
素敵な歌を聴いたなら、歌ってみたいと願うのが音楽好きですが、ボーカロイドの音楽は高音域で高速、まさにプログラムだから許されたハイテクニックを要する歌ばかり。
上手に歌うなんて出来ない……と、諦めてはいませんか?
ボーカロイドの歌もコツと練習次第で、歌いこなすことは難しくありません。
まずはちょっとずつから始めてゆきましょう。
歌詞を見ながら歌を繰り返し聴く
意外とできていない人が多いですが、聞き込みは基本中の基本です。
ボーカロイドの曲を人間が歌うためにはボーカロイドが何を言っているのか知って曲を聴かなければいけません。
ただ聞き流してみても耳から入ってくる情報だけでは何を歌っているのか分からず、どのように歌っているのかが理解できないからです。
歌詞はカラオケのモニターを見なくても歌えるほどに完璧に読み込む必要があります。
歌詞をすべて覚えたら、音楽をよく聞き、ボーカロイドがどのように発音しているのかに耳を傾けます。
聞いていると意外ときちんとした日本語を発音していたり、どうしたらその歌詞がその音になるのか!と混乱するような滑舌も聞こえてきますが、1曲を脳にコピーする勢いで覚えましょう。
まずは鼻歌から音を追う
最初から歌詞をつけて歌おうとすると、呂律がまわらず音に追いつけないこともありますので、音に慣れるために「ら」などの単一の音で歌ってみます。
高音を出すのは練習しだいで追いつくことが可能ですが、リズムを追いかけるのは慣れがなくては難しいです。
繰り返すうち繰り返すうちに「ら」の音もボーカロイドの曲の速度に追いつくようになり、高音にも対応していきます。
大丈夫かな、と思ったら歌えそうな場所を区切り区切りに歌っていきます。
Aメロ、Bメロ、Aサビ、Bサビとパートごとに歌える部分を増やして行きましょう。
一息で歌い切ろうというのが難しい楽曲もありますので、ちょっとずつちょっとずつ繰り返しの練習をすることが大切です。
全て繋いで歌えるようになったら、お腹から呼吸する腹式呼吸をうまく利用して安定した音の波で歌えるように、また練習します。
実際の音源をかけて、負けないスピードで歌えるようになれば、見違えるほど上手にボーカロイドが歌えるようになっていますよ!