すぐに血圧を下げるふくらはぎマッサージの方法
高血圧は自覚症状が非常に表れにくく、知らず知らずのうちに進行していくとても怖い病気。
症状として現れた時には既に重い合併症を引き起こし、死への危険性が高まっている状態である場合が多いです。
ですので、なるべく早い段階で自分が高血圧ではないかチェックする必要があります。
そして仮に高血圧であった場合でも、早い段階であれば、降圧剤等の薬の服用や、食生活の見直し等で血圧を下げることができます。
血圧を下げる方法は多々ありますが、近年ふくらはぎをマッサージすることで血圧を下げる方法が話題になっております。
目次
ふくらはぎと血圧の関係
何故ふくらはぎをマッサージすれば、血圧が下がるのでしょうか。
それはふくらはぎが『第二の心臓』と呼ばれる位、大切な役割りを担っているからです。
心臓から送り出された血液は体内を巡り、そしてまた心臓へと還っていきます。
心臓から足の末端へ血液を送る時は重力の影響もありスッと落ちていくのですが、逆に足先から心臓へと血液を送り出す時には、その血液を押し上げるポンプの役目を担うものが必要になります。
それがふくらはぎなのです。
ふくらはぎについている筋肉が収縮する力によって、血液は心臓へと戻っていくことができるのです。
なのでふくらはぎの筋肉が硬くなっていたり衰えてくると、血液が心臓へ戻りにくくなります。
すると血流が悪くなり、体調も優れなくなってきます。
ふくらはぎが熱く硬くなっている状態の時は、血圧が上昇している場合が多いです。
ふくらはぎマッサージの5つの方法
では効果の高いふくらはぎマッサージの方法を5つご紹介しましょう。
ふくらはぎの内側サイドをマッサージしよう!
まずくるぶしから膝の下の辺りまで、指の腹で押すようにマッサージしていきます。
なるべく強い力で押していきましょう。
両手の親指を重ね合わせて押すのがコツです。
ふくらはぎの後ろ側をマッサージしよう!
次にアキレス腱から膝裏の辺りまでを、①の時のマッサージの時と同じように強めに押していきます。
ふくらはぎの外側サイドをマッサージしよう!
今度は外くるぶしから、また膝に向けて①・②と同じようにマッサージしていきます。
どれも4cm前後の間隔で、2回程繰り返して押すようにマッサージしていきます。
膝裏マッサージをしよう!
次は膝裏のマッサージです。
膝裏にはリンパ節があるので、そこを優しく円を描くように押していきます。
10回程押すことで、リンパの流れが良くなっていきます。
アキレス腱をマッサージしよう!
最後にアキレス腱のマッサージをしましょう。
アキレス腱を指で挟むようにしてつまみ、大体ふくらはぎの3分の1の部分まで揉んでいきます。
これを3回繰り返しますが、これは強すぎない程度の力で揉んでいきましょう。
ふくらはぎは自分でもマッサージしやすい場所で、やり方も実に簡単なもので、慣れてくれば10分もあれば終わります。
「第二の心臓」であるふくらはぎをマッサージして、高い健康効果を得てみてはいかがですか。