百人一首の効率的な暗記方法
百人一首の暗記方法で難しい所は、かるたと違い上の句と下の句の文章を覚えなくてはいけないところ。
まず、これを覚えなければ何も始まりません。
しかし、すべて覚えるまでには結構な時間がかかりますよね。
現代語ならまだしも和歌なので、耳なじみがないのも暗記しにくい原因の一つです。
しかし、覚え方のコツさえつかめば、そこまで難しい事はありません。
今回は、百人一首の効率的な暗記方法をご紹介します。
キーワードを憶えよう
一般的な文章の暗記方法の一つに、文の中の特徴的な部分をキーワードとして暗記していく方法が挙げられます。
これはもちろん百人一首でも使えます。
キーワードは、なるべく簡潔にまとめましょう。
その時に自分に馴染み深い語呂合わせを作ると、尚憶えやすくなります。
例えば、最初に上の句と下の句の決まり字をセットし、語呂合わせをしながら憶えると言う暗記方法。
中でも初心者向きと言われるのが、上の句の最初の一文字が読まれた段階で下の句がわかるという『一字決まり』の札(「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」から始まる7枚)です。
また、「わたのはら」、「あさぼらけ」、「きみがため」、で始まる歌が各2個づつあり、これらの札も6文字目で初めて下の句が何かすぐわかる為『六字決まり(大山札)』の札と親しまれております。
この様な暗記しやすい札から入っていくことで、百人一首の楽しさを徐々に憶えていくことがポイントです。
イメージで憶える
百人一首に馴染んでくると、自然にその歌の背景やイメージが頭の中に浮かび上がってきます。
何故なら和歌にはその季節季節の風景を詠ったものや、恋愛などの人の気持ちを詠んだものが多々あるからです。
花の名前や、動物・地名が出てきたりする句も多くあります。
自己流でいいので、わかる言葉から連想されるイメージを頭に思い浮かべながら歌を詠んでいきましょう。
不思議と記憶に残っていることに気が付く筈です。
歌の意味を理解する
まずは何となく好きな句からでいいので、その歌の意味や背景について調べてみましょう。
その歌を文章を理解して詠むのと、理解しないでただ詠むのとでは暗記力にかなりの差が現れます。
また、理解を深めることで百人一首の世界の奥深さに驚かされることとなるでしょう。
そしてその虜になること間違いなし。
楽しみながら覚えるのが、最もよい暗記方法なのです。
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