血圧を下げる方法~バナナでお手軽に血圧改善!
高血圧は日本人にとってさほど珍しい病気ではありません。
30歳以上の男性の約6割、女性の大体5割近くが高血圧を持病として持っています。
だからこそ血圧を下げる方法に関して、人々の関心は高いと言えるのでしょう。
血圧を下げる体操とか、血圧を下げるツボ等、様々な方法がありますよね。
そして最も重要と言える食べものですが、バナナが血圧改善に効果があることをご存知でしょうか?
高血圧と腎臓との関係
死を招く病気の原因となりやすい高血圧は、別名『サイレントキラー』とも呼ばれております。
何故かと言うと、血圧が上がることで血管が硬く脆くなってしまうからです。
硬く脆くなると、血管は破れやすくなります。
また高血圧になると血流が悪くなります。
そのことで心臓や脳等に致命傷を受けやすくなり、と同時に腎臓にも大きな負担を与えることになります。
塩分を摂りすぎると血圧が上がる!?
良くしょっぱいものを食べると血圧が上がると言われていますよね。
第一にしょっぱいものを食べると喉が渇きませんか。
これは血中の塩分量が上がったせいです。
水分を欲し多く摂ることで血中の塩分濃度を下げ、体外へ排出させようという体の機能なのです。
そして水分を多くとると血液の量も増え、血圧も上昇。
と同時に腎臓も大忙しとなり、かなりの負担がかかってきます。
ですので常に塩分を摂りすぎていると、次第に腎臓の機能は低下していくのです。
そして腎臓の機能が低下することで血圧は中々下がることが出来ず、常に高血圧の状態に。
逆に塩分量を抑えた食事を取ることで腎臓への負担は和らぎ、高血圧を改善することに繋がっていきます。
バナナはなぜ血圧を下げる?
ではバナナはどうして血圧を下げるのでしょうか。
そこにはバナナに多く含まれていると言われる『カリウム』に秘密が隠されています。
カリウムは血圧に良い
カリウムには降圧剤のように即効性はありません。
カリウムの代表的な機能は、血液中の余計なナトリウムを体外へ排出する働きです。
そして血液中の塩分バランスを整えていきます。
このことが高血圧を予防することへと繋がっていくのです。
カリウムを多く含む食べ物
カリウムを多く含む食品はバナナ以外にも数多くあります。
カリウムは野菜や果物に多く含まれており、果物の中でもトップクラスなのはアボカドで100g中の含有量が720mgもあります。
野菜でポピュラーなものはと言うとパセリの1000mg、ほうれん草690mgが挙げられますが、どれも量を食べることが出来ません。
また調理段階で火を通すことも多く、その段階でカリウムの含有量の半分は失われていきます。
そこでバナナの登場です。
バナナは果物の中では100g中360mgとアボカドの二分の一程の含有量ですが、注目したいのはその食べやすさです。
ほとんど手を加えることなく生のまま手軽に食べることができます。
その上、安価で安定して購入することができることも魅力の一つですね。
高カリウム血症に注意!
血圧を下げる方法として予防効果の高いカリウムについて紹介してきましたが、注意しなければいけない点もあります。
高血圧によって腎臓の機能が低下している場合は、ナトリウムと共にカリウムの排泄も上手くできないケースがあります。
すると高カリウム血症になり、症状が悪化すると生命の危険性が出てきます。
腎臓の病気に罹ると、果物や野菜の制限が出て来るのはその為です。
時にカリウムは毒ともなり得ることを頭に入れ、既に持病として高血圧を患っている方は医師に相談してからをお薦めいたします。
いかがでしたでしょうか?
今回は食べ物で血圧を下げる方法の一つとしてバナナを紹介してきました。
でもバナナだけ食べればいい訳ではありませんよ。
バランスが大切なのです。
塩分にも十分気をつけ、バランスの良い食事を心掛けた上でバナナを食べる。
これが高血圧を予防する秘訣と言えるのではないでしょうか。
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