効果的な勉強の暗記方法~英単語の覚え方
勉強には、頭を回転させて解く問題ばかりではなく、地道に暗記して覚えなければいけない項目もあります。
勉強時間は限られていますので、なるべく効率よく暗記したいものですよね。
ここでは、暗記の代表例「掛け算の九九」と「英単語」を例に効率の良い暗記方法をご紹介します。
声に出して覚える
小学校に入って初めて九九を習った時、果たして憶えれるものなのだろうかと不安に思ったりしませんでしたか。
しかしちゃんと習得できて、大人になった今でも忘れることはありません。
九九の暗記方法は色々ありますが、中でもポピュラーなものは、歌にのせて憶える方法ではないでしょうか。
歌にのせるというと、英単語に関しても、ABCの歌から始まって、習い始めの頃は様々な英語の歌を習いながら英語の言葉を覚えていった記憶があります。
では歌にのせると、どうして掛け算や英単語は憶えやすいのでしょうか。
その原因の一つとして第一に、声に出して読むからであるということが挙げられます。
何故なら暗記方法の基本は音読することと言っても過言じゃないからです。
人は五感を使って憶えることで、脳に記憶が定着しやすいと言われております。
音読はその中で視覚と聴覚を使います。
おまけに「話す」という動作は、脳を非常に使います。
またその他、リズムに合わせて語呂合わせ的な感じで読み上げることによって、個々のイメージを頭に思い描きながら暗記していくことができます。
この歌を使った方法は、正に理に適った暗記方法であるのです。
繰り返すことで覚える
高名な心理学者エビングハウスによると、人は30分後には40%、24時間後には66%、1ヶ月後には80%、物事を忘れてしまう生き物だと言われております。
これは忘却曲線として表わすことが出来ます。
しかしこの曲線によると、何度も繰り返し憶えた物事に対しては忘れにくくなるというデータとして表れております。
特に英単語等を憶える時は、この反復練習こそその礎となるのです。
その時気をつけたいのが、一つの英単語にかける時間。
例えば「memory・forget・time・・」と単語を憶えていく時、「memory・memory・memory、forget・forget・forget・・・」と憶えていくのではなく、「memory・forget・time、memory・forget・time・・・」と言う感じに憶えていくのです。
何故なら一つの項目にかける時間をなるべく減らし、反復する回数を増やすことが最も効果があるからです。
1回で覚えたつもりになっていても、時が経てば経つほど記憶は薄れ、曖昧になっていきます。
それを防ぐ為にも、何度も何度も繰り返し勉強していくことが大切。
覚えて忘れてまた覚えて・・を繰り返していくうちに、脳内でその記憶は重要なものと認識されていくのです。
十分な睡眠を
最後にもう一つ、暗記に欠かせないものがあります。
それは睡眠です。
脳は睡眠中に記憶の整理をしているのは有名ですよね。
もし、睡眠時間を減らして英単語や掛け算の勉強にあてたとしましょう。
その場合、幾ら繰り返したとしても知識が定着する確率が低くなり、せっかく覚えた英単語や掛け算を忘れてしまうことになります。
そうならない為にも最低6~7時間は睡眠時間を取ることが大切。
そして寝る前に少しでもいいから、今日暗記したことを思い出してみてください。
ほんの些細な事なのですが、この思いだすという作業をプラスすることで、確実に暗記力が高まっているのを、自分自身で実感出来る筈です。