犬が眠くなる3つの方法
皆さん、夜になっても愛犬が中々寝なくて困った経験をなさったことはありませんか?
今回は、中々寝てくれない犬を眠くする方法をご紹介します。
犬の眠りについて
そもそも犬は人間よりもよく寝る生き物です。
犬は1日のうちの半分以上を睡眠時間にあてています。
その内の2割は「ノン・レム睡眠」と呼ばれる深い眠り。
「ノン・レム睡眠」の間に、犬は脳と身体を休ませています。
残りの大部分8割を占めるのが「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りの時。
身体は完全に休んでいる状態にも関わらず、脳は活発に動き、記憶の整理等をしている状態であると考えられ、ちょっとした物音でも起きてしまいます。
この時、犬もまた夢を見ると言いますね。
寝言のような鳴き声をあげている犬もいるそうですよ。
そんな寝るのが大好きな犬ですが、何らかの事情で、上手に眠れなくなる時があります。
犬だって寝不足になればイライラしたり、怒りっぽくなって無駄吠えをしたりします。
ではそんな時、どうすればよいのでしょうか。
昼はよく運動させよう
飼い主が忙しいと、ついお散歩をお休みしたり、お散歩の時間が短くなってしまうことがあります。
犬が運動不足でパワーが有り余っている状態にあると、どうしても寝つきにくくなってしまうことがあります。
そんな時は出来る限り遊んであげましょう。
ボール遊び等は室内でできる遊びでもOKです。
心身共に疲れて満足したら、自然に眠ってしまうのではないでしょうか。
安心して眠れる場所を与える
犬はとても用心深い生き物です。
睡眠の大半が「レム睡眠」なのも、野生の頃の習性で、危険から身を守る為であると考えられます。
そんな犬の習性も踏まえて、室内で飼っているのならば、サークルやケージを設置し、犬専用のスペースを作ってあげましょう。
そして夜は眠りやすいように、バスタオルや毛布等をかけて暗くしてあげましょう。
周りからの丁度良い目隠しにもなりますので、犬も落ち着いて眠ることができると思われます。
体内時計を整えてあげよう
犬も年老いてくれば、痴呆が始まってきます。
痴呆が始まると体内時計が狂って、昼に寝て、夜は起きて夜鳴きを始めるといったような行動をとることがあります。
丁度昼と夜が逆転してしまった状態なのですね。
こんな時には昼はいっぱい遊ばせて、できるだけ昼寝はさせないようにするというところから始めてみましょう。
また体内時計をリセットするためには、朝の光を浴びるのが最も効果的といわれてます。
その為にも、昼間はできるだけ日光浴もさせてあげることもお勧めいたします。
最初に説明したように、犬は元来良く寝る生き物、上手に寝られなくなったのだとしたら、とても苦しいことだろうと思われます。
そんな犬達の為に、犬がリラックスできて良く眠ることができる音楽も幾つか作られております。
姿形は違うけれども、犬も人間と同じです。
良きパートナーとして犬がリラックスできる空間を提供してあげること、これが一番の犬が眠くなる為に必要な方法なのかもしれません。